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薬を遠ざける生活習慣を心がけよう!歩けば薬いらずで病気が治る

薬を飲むほど病気になる
多くても3種類以下に。

「歩くこと」は病気を未然に防ぐために大きな役割を果たします。しかしその一方で、実際の医療現場で「歩くこと」が話題に上ることはほとんどないのが現状です。これは医者も、患者さんの方でも「病気は薬で治すもの」と思い込んでいるからです。薬を5、6種類以上飲むいわゆる多剤併用(ポリフォーマシー)」は大きな危険性をはらんでいます。薬物間の相互作用にょって薬が効きすぎたり、逆に効果が薄まることがあるのです。また飲み忘れや飲み間違」い、処方や調剤のミスの可能性も、薬の数だけ増えていきます薬は多くても3種類以下が理想。でも10種以上を服用する人もざらにいるのが現実です。本来、医療というものは運動療法と食事療法の二つの大きな柱があって、その後に薬があるべきです。しかし現在の医学界では、医者は「何かしらの病名をつけて薬を出すのが一仕事だ」とでもいうような態度がまかり通っているのです。抗うつ薬などの向精神薬は高い依存性があるうえ、体に耐性ができると効かなくなります。そうなると、病気は治らないのに薬の量と種類だけが増えていくという悪循環になりかねません。また、睡眠薬は脳を萎縮させる危険性を指摘されています。ちなみに代表的な抗うつ薬である「SSRI」「SNRI」は、前者がセロトニン、後一者はセロトニンとノルアドレナリンを増やすというもの。この効能は歩くことと同じです。それであれば、服薬よりも歩いた方がいいに決まっています。このように、薬の多くは減薬・断薬するに越したことはないのです(もちろん、すでに服薬している人は自己判断は禁物)。医者の仕事は、決して薬を出すことではありません。患者さんの偏った生活習慣を正すため、運動と食事についての的確なアドバイスをすることなのです。